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~コーラスヒストリー・3.11から10年が経ち~

早いもので東日本大震災から丸10年が経ちました。震災で亡くなられた方々に心よりお悔やみを申し上げるとともに、被害にあわれた方々、そして今なお避難所生活を強いられている皆様に対しまして心よりお見舞い申し上げます。

 

2013年8月に「ホテルコーラス相馬」はオープンいたしました。その一年前の2012年の9月に当ホテルは着工したわけですが、着工時点ではホテルの名前は決まっていませんでした。工事を進めながらも、ネーミングを社内募集したり、いろいろ調べたり、いいと思ったネーミングが商標登録などの関係で使えなかったり・・・など紆余曲折がありました。思い起こせば2012年~2013年当時、福島県相馬地区は、がれき片付け工事の真っただ中にあり、道路はまだまだ仮設道路のまま、分断された橋、農地に残る海水・がれき、そして仮設住宅に暮らす方々も大勢いらっしゃいました。工事業者、工事機械、宿泊施設も不足する中、地元の復旧復興はまさに総力戦の様相を呈し、みんなが一緒に力を合わせる=一緒に歌う、ということに発想を得て、ホテル名は「コーラス」となったのでした。今年で8周年目、今後ともいいホテルであり続けるためにお客様とスタッフの調和を大切にし精進してまいります。

 

 365日同一料金で安心してお泊り頂けるホテルを目指して・・

ハード面での復旧・復興は進んでもソフト面での復興はまだまだです。様々な理由で被災地を日々訪れる人がいる中、何度も訪れる人が多い中、サービスの内容が毎日変わらないのに、繁忙期だからだとか、休日前だからだとか当ホテルの都合で料金を高く設定したりするのは、心情的にとてもできない、お客様の為にはならないと思っております。コーラスホテルは相馬も仙台富沢も創業以来365日同じ宿泊料金で営業しております。(物価上昇など諸事情で値上げの際は一律に値段設定の変更をお願いしております。)震災当時、食べ物、燃料が無かった時、決して出し惜しみせず、便乗値上げせず、みんなで融通しあい、分け与えて急場をしのいだあの頃の精神を忘れないためにも『365日同一料金のホテル』を続けてまいります。

 

 

 

 

 

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